自律神経について大まかに説明します。
自分の意志では働くのではなく意識していなくても常に働いている神経です。
大きく分けて
「交感神経」(車のアクセルの役割)→体の活発な状態でよく働く
「副交感神経」(ブレーキの役割)→体がリラックスする際に働く、内臓を活発に動かす、筋肉を緩めてくれる
があります。
交感神経と副交感神経をアクセルとブレーキという表現をしましたが、まず最高のアクセルと最高のブレーキとはどんなものでしょうか?
最高のアクセルとは踏めば踏んだだけスピードを出してくれるのが良い状態といえます。
最高のブレーキとはかけたら素直に減速し、停止させてくれるのが良い状態といえます。
現代人に多いのはリラックスしなければならない時にも交感神経(アクセル)がかかりっぱなしというパターンです。
潮見治療院では指圧や鍼治療を用いて自律神経の働きを改善する治療を行っています。
・痛みや痺れはないけど体がだるい、重い…
・寝ても疲れが取れない、寝た気がしない…
・薬を飲んでも頭痛不眠症が改善されない…
こういった症状にも自律神経の関与は考えられます。
自律神経の症状はなぜ睡眠や耳鳴り、食欲など目に見えない神経的な問題から体の痛みやむくみなど運動器的問題にまで関わるのでしょうか?
これは自律神経が分布する範囲が筋肉、血管、内臓など他の神経同様全身にくまなく分布しているため、自律神経の働きが乱れることで様々な症状が出現すると考えられます。
ここ10年ほどで自律神経への関心は一気に高まり、自律神経についての書籍も急増しました。
自分で自律神経のバランスを整えよう!というエクササイズや呼吸法、生活習慣などもたくさん書いてあります。
ある程度健康な人ならそれらのエクササイズで健康を増進できるかもしれませんが、このページに目を通している方はご自身で工夫をしても望むような効果が得られなかった方かと思います。
自律神経の乱れは何故起きるのかは医学的にもはっきりとした根拠は得られておらず、「ストレスが原因です」と言われてしまうことが多いように感じます。
他の症状のページにも書いていますが、ストレスが原因なら
同じストレスを受けているであろう人は同じ症状が出ているのか?
決してそんなことはありません。
自律神経症状も慢性症状も一朝一夕に今の状態が出来上がったわけではなく、自分でも気づかないうちに悪化してじわじわと体を蝕んでいきます。
長期間かけて構築された症状は治療にも時間がかかります。
自分の健康状態に不安がある方は早めに治療を開始しましょう。
潮見治療院
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